ダイヤモンドにさらに輝きを与える「カット」
紀元前4世紀に発見されて以来、女性達を魅了し続けてきた宝石の王様ダイヤモンド。「輝きを楽しむ宝石」ダイヤモンドはカットしてはじめてその美しさがあらわれます。原石のままではガラス玉とほとんど変わりません。古来より最大の特徴である輝きを求めて数多くのカットが試行錯誤しながらも、開発されて来ました。そして、18世紀になって登場したブリリアント・カット(58面)がサイズの大小に関わらず、現在での主流のスタイルとなっています。
ですが、はたして大きいサイズも小さいサイズも同じ面の数で良いのでしょうか?
サイズが小さくなるとより輝きが強くなる、新しいスタイル・33面カットダイヤモンド
ダイヤモンドはサイズによって最適な面の取り方は、違ったほうがよいのです。大きいサイズならば58面はバランスが取れていて美しいのですが、サイズが小さくなる(0.15ct以下)と面数を減らす方が良いのです。なぜならその方が1面当たりの面積が広くなって、輝きが増すからなのです。
ただでさえ無色透明の小さいダイヤモンドはわかりづらいのに、面数の多い58面からの光ともなると、ゴマ粒のように小さい光となり、目に入る角度によっては美しいと感じなくなる場合があります。
その点サイズの小さい33面カットダイヤモンドですと、一つ一つの面積が58面より広くなり、1面当たりからの光の量も多くなるので、よく輝くのです。大きい鏡と小さい鏡では、光の反射の量は違うのと同じことなのです。
33面カットだからこそ、原石にこだわる
また33面カットダイヤモンドは使用する原石にもこだわっております。なぜなら原石の善し悪しが美しい輝きを作り出す透明度の決め手だからです。例えば2つのグラスにミネラルウォーターを注いで、片方だけミルクを一滴垂らした場合、透明度が明らかにちがってきます。これと同じことが原石の違いにも当てはまります。33面カットダイヤモンドは当然、濁りの無い良い原石「ソーヤブル」のみを使っているので、透明度も高くよく輝くのです。
ソーヤブル |
メイカブル |
ニア・ジェム |
33面カットダイヤモンドは、「ソーヤブル」のみ使用しています。
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このように33面カットダイヤモンドは、使用する原石から強い輝きを引き出すカット技術に至るまでこだわりをもったダイヤモンドなのです。
eclamontとは?
フランス語でeclatは輝き(英語では華々しい成功を意味する)、monterは増す・上がるという意味があり、サイズが小さくなるとより輝きを増すという33面カットダイヤモンドの特性を表す意味で作られた名前なのです。
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